こんにちは。東京ベイサイドクリニックです。
2月も後半になり、春が近づいてきましたね。
暖かくなるのは嬉しいですが、花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
気象庁によると、すでに花粉の飛散がはじまっているそうです。
今後ピークに向けて、花粉症対策についてお話させて頂きます。
①花粉症とは
花粉症の正体は、花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応です。体の免疫反応が、花粉に過剰に反応して花粉症の症状がでるのです。
花粉が鼻や目に入ると、体が花粉を外に出そうとするために、「くしゃみ」で吹き飛ばしたり、「鼻水」「涙」で花粉を洗い流そうとして、症状が出現します。
②花粉症の対策
マスク:花粉の飛散の多いときには吸い込む花粉を約3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を少なくする効果が期待されています。
また、花粉症でない方も、花粉を吸い込む量を少なくすることで花粉症になる可能性を低くすることが期待されていますが、
風が強いと鼻の中に入る花粉はマスクをしていても増え、効果は減弱するといった報告もあります。
マスクをしていても完全防備にはならず、過大に信用は禁物です。
うがい:鼻の粘膜には線毛があり、粘膜の上の異物を輸送します。うがいは、のどに流れた花粉を除去するのに効果があります。
外出から帰ってきたら、かぜの予防にもなりますので、うがいをしましょう。
洗顔 :花粉が人間に付着しやすいのは表面に出ている頭と顔です。外出から帰ってきたら洗顔して花粉を落とすと良いでしょう。
③花粉症の治療
花粉症の治療には、医療機関で行う薬物療法、手術治療、減感作療法があります。
現在、完治の可能な治療法は減感作療法だけです。
しかし、現在の治療法では、完治する率は決して高くありませんし、また副作用の問題や治療に長い期間がかかるため、現在も新しい減感作療法の研究が進められています。
④花粉症がひどくならないためには
睡眠を良くとること、生活習慣を保つことは、正常な免疫機能を保つために重要です。
風邪をひかないこと、お酒の飲みすぎに気をつけること、タバコを控えることも鼻の粘膜を正常に保つために重要です。
できる対策をとって、快適に春を迎えられるよう準備していきましょう。
ペンネーム『乙女の純潔』(コスモス花言葉より引用)