こんにちは。東京ベイサイドクリニックです。
ジメジメした日が続き、なんとなくすっきりした気持ちになれませんね。
6/4~6/10は歯の衛生週間です。
今回は歯肉炎についてお話したいと思います。
口の中にはたくさんの細菌がいて、その多くが体に必要なものや、ふだんは悪さをしないものですが、むし歯の原因となるミュースタンス菌など体に悪い影響を与える菌もいます。
ミュースタンス菌以外にも、歯茎に刺激を与える細菌もいて、その影響で起こるのが、「歯肉炎」です。歯肉炎は、歯磨きや食習慣を見直すと治っていきます。
◎歯肉炎が起こるしくみ
歯肉炎を起こす細菌は、食事のときに口に入った砂糖をえさにして、歯垢を作りながらその中へすみつき、歯茎を攻撃する物質をだします。それに対して、細菌を倒すための物質が血液を通じて歯茎へとどんどん送られてきます。その結果、歯茎が赤く腫れて膨らんでいきます。
◎歯肉炎を予防するためには
★歯を隅々までみがく
歯肉炎を起こすのは、歯垢に溜まった最近細菌です。できれば毎食後に歯を磨いて
すみかとなる歯垢を落とすことが大切です。
★間食は砂糖が入ったものを控える
砂糖が入った甘いものを食べるのを控えることで、細菌のえさとなる砂糖が口の中
に増えるのを防ぎます。
◎歯肉炎を放置していると
歯肉炎はむし歯と違って痛みがないため、そのまま治療されずに放置されてしまうことがあります。そのままにしておくと、歯茎がさらに赤く腫れあがっていきます。
歯肉炎がひどくなると、細菌を倒すための物質が血液を通じて送られてきます。
また倒された細菌を処理するための物質も送られてきますが、処理をする時に、歯を支える骨(歯槽骨)が解けてしまい歯が抜けてしまうこともあります。
歯磨きや食習慣に気を付けて歯を大切にしてくださいね。
ペンネーム『繊細な美』<ハイビスカスの花言葉より引用>