こんにちは。
東京ベイサイドクリニックです。
残寒去りやらぬ日々でございますが、お元気にお過ごしでしょうか。
2月といえばバレンタインデーです。日本では女性から男性に愛の告白をしてチョコレートを渡す日とされてきました。しかし、近年では女性同志で贈りあったり、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて贈ったりする人も増えチョコレートを食べる機会も増えたのではないでしょうか。
そこで今回は、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールと健康についてご案内いたします。
血圧低下
カカオポリフェノールを含むチョコレートには血管を広げる作用があります。血管に炎症があると血管が狭くなり血液の流れが悪くなりますが、カカオポリフェノールを摂取することで血管の炎症が軽くなり、血管が広くなるためです。
動脈硬化予防
カカオポリフェノールにLDLコレステロールの酸化を抑える働きがあります。さらに血管のしなやかさが増します。ポリフェノール量の増加に伴い、HDLコレステロールも増加するため、動脈硬化の予防に働きます。
美肌効果
しみやそばかすなどの原因は紫外線による活性酸素です。カカオポリフェノールには抗酸化作用があるので、活性酸素を除去し、肌のダメージを保護します。
アレルギーの改善
カカオポリフェノールにはアレルゲンに対して抗体がつくられるのを防ぎ、肥満細 胞からヒスタミンが放出されるのを防ぎ、アレルギーの発症を防ぎます。また好酸球の働きを抑えるなど、アレルギー症状を防ぐためにいろいろ働きます。
仕事中の疲れやイライラなどを軽減する意味でも、適切なタイミングでチョコレートを摂取するのはお薦めです。
なお、夜は日中に比べると活性酸素が発生するリスクも少なく、また食べたものが代謝されにくく体にためこまれやすいので、夕食後にチョコレートを摂取するのは避けましょう。
準チョコレートと表示があるものはカカオ分が少なく油脂や砂糖などが多く含まれるので、食べ過ぎると太ります。ですから、太らずにカカオポリフェノールを食べるという観点からはカカオが多く含まれるチョコレートを選ぶのが良いでしょう。
低カロリーで高カカオなチョコレートを25g分チョコチョコと1日かけて召し上げることをお勧めします。
私達にお馴染みのチョコレート。一度、健康的な食べ方を見直してみてください。
ペンネーム「感謝」かすみ草の花言葉より引用