こんにちは。東京ベイサイドクリニックです。
相変わらず、猛暑日が続き、COVID-19の感染も拡大していますが、元気に過ごされていますか?
外に出るとじりじり照り付ける太陽から、肌を守るため日焼け対策をして、外出されている人多いですね。
今回は日焼けについてお話し致します。
日焼けとは?
紫外線を肌に浴びることにより、皮膚が赤く炎症を起こす急性症状と、人体色素であるメラニンが分泌され、皮膚表面に沈着することです。
紫外線は、晴れている日だけでなく、曇りや雨の日でも地上に届いています。晴れの日に比べ、曇りの日は約60~90%、雨の日は約30%の紫外線量が観測されます。さらに、雲から太陽が出ていると雲が太陽光を散乱するため、雲のない晴れの日よりも紫外線量が多い場合もあるのです。また、ビーチでは紫外線を砂や海で反射するため、実際に太陽光から発せられる紫外線量より10~25%多い紫外線を浴びることになります。
アスファルトや草地でも、紫外線が反射するので、日焼け止めは天気や場所に関わらず毎日塗ることをおすすめします。
日焼けの症状
日焼けの症状には大きく分けて2種類あります。
サンタン(色素増強)
日焼けで皮膚が黒くなることです。紫外線を受けてから72時間後くらいからメラニン生成が始まり、1ヵ月以上続くこともあります。生成されたメラニン色素は、皮膚のターンオーバーとともに、数か月かけて排泄されますが、排泄しきれずに残るとシミになります。サンタンを繰り返すと、肌はより黒くなり、シミだけでなくホクロができることもあります。
サンバーン(紅斑形成)
日焼けで皮膚が赤くなることです。紫外線を受けた部分が火傷をしたように赤く腫れて、熱を持ちひどい場合は水ぶくれができます。紫外線を受けてから8-12時間でピークに達し、数日間炎症が続きます。サンバーンを起こすほどの日焼けはDNAの損傷を伴い、サンバーンを繰り返すと皮膚がんの原因にもなります。
日焼けは、肌にとって火傷と同じような状態ですので、何よりも早急な処置が必要です。
軽い日焼けでもしっかりをケアをすることが重要です。
まだまだ暑い日が続く予報がでているので、体調管理に気を付けてお過ごしください。
ペンネーム『繊細な美』(ハイビスカスの花言葉より引用)