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2020.08.10

【ポピー通信】潰瘍性大腸炎について

こんにちは。東京ベイサイドクリニックです。
梅雨が明けてから厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

本日は「潰瘍性大腸炎」についてお話させていただきます。

潰瘍性大腸炎は炎症性腸疾患のひとつです。
潰瘍性大腸炎は原因不明の大腸のびまん性炎症性疾患で原因不明の慢性の病気です。
粘膜から粘膜下層までの大腸の表層を主とした炎症で、肛門部に近い直腸から上行性に広がる性質があり、結腸に向かって広がるのが特徴です。
主な症状としては、下痢や血便、腹痛、発熱、貧血などがあります。また、さまざまな合併症が発現することがあります。
潰瘍性大腸炎は、厚生労働省から難病に指定されていますが、適切な治療をして症状を抑えることができれば、健康な人とほとんど変わらない日常生活を続けることが可能といわれています。

では、この病気はどのようにして診断されるのでしょうか。
潰瘍性大腸炎の診断は症状の経過と病歴などを聴取することから始まります。
最初に、血性下痢を引き起こす感染症と区別することが必要です。
下痢の原因となる細菌や他の感染症を検査し、鑑別診断が行われます。
その後、患者さんは一般的にX線や内視鏡検査を受けます。
この検査で、炎症や潰瘍がどのような形態で、大腸のどの範囲まで及んでいるかを調べます。
さらに”生検”と呼ばれる大腸粘膜の一部を採取することで、病理診断を行います。
潰瘍性大腸炎は、このようにして類似した症状を呈する他の大腸疾患と鑑別され、確定診断されます。

胃腸炎の流行る季節になりましたが、上記のような症状がある場合には疾患の鑑別が必要となりますので、お困りの際は外来受診をお勧めします。
また、その他でも何か気になる症状や内視鏡をご検討されている方は、外来診療も行っていますのでお気軽にご相談ください。

ペンネーム『思いやり』(ポピーの花言葉より引用)

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